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中体連

　札幌のクラブの夏の大会は、「中体連」と言って（もちろん高校では「高体連」っていう）、全クラブが一斉に同じ日に試合をするねん。大阪出身の僕には、初めは「何でクラブの試合を授業せんと平日にすんねんやろ」って疑問があったわけやけど、何はともあれ、中３にとっては、全中につながる夏の最後の大会。学校中、というより札幌中に気合いが漲ってるわけ。
　うちはかろうじて試合ができるだけの人数が集まった女子バレー。もちろん１年生がスタメンの半分を占めているようじゃ、他の学校さんに勝てるわけもないわけで、当然、予選決勝と全敗。10点位しか取られへん。
　でも、そんな子達がコートで一生懸命ボール追っかけて、劣勢でもうまくできなくても、楽しそうにバレーボールをやってる姿はとてもいいものやった。バレーボール指導を始めて４ヶ月。たいした形にできへんで、２人の３年生には申し訳なかったけど、いい思い出を作ってくれたように思うねん。

　でも、札幌のバレーの公式戦のマナーはよくないわ。試合前練習のためにコートに荷物置いたり、コートで着替えたり、あんな場所取りの仕方したらあかんと思う。自分とこのチームさえよかったらええっての丸出しやん。短い時間やし限られた場所しかないんやから、場所の割り当てしたらええねん。そらぁ、強いところが幅きかせて広い場所取って練習するし、部員の少ないところとか顔のちっさい顧問の学校なんかはそういう顧問に遠慮せなあかんし。何より、さっきも書いたけど、「自分のところがよかったらええ」っていう姿勢を部活で教えたらあかんやろ。今日の試合はすぐに負けてしもたわけやけど、試合前からそんなこと考えてて気分悪かった。