まいどお世話になってます、yamachuです

大阪出身・札幌在住の、とある中学校教師が、なんとなく気まぐれに書きつづってます。

大阪とのつながり

 昨日、3月2日は、僕が札幌に来る前に勤めていた、大阪の私立高校の卒業式。大阪時代に最後に教えた、当時中学2年生の子どもたちが、とうとうその上の高校を卒業した。
 以前からこの日は大阪に戻って、彼らの最後の姿を見てあげようと決めてた。でも、いったいどんな気持ちになるのか、自分でもようわからへんかった。
 前日の最終便で関空に着き、その晩は連れを呼び出して、遅くまで付き合わせた。ほんまありがたいわ。

 当日になって式に参加して、式次第に載っている卒業生名簿にある名前ひとりひとりを見て、彼らの中学2年生の時の顔がよみがえってくる。ほんまに懐かしい名前ばっかりや。
 式が終わって退場をするときに、先生方に混ざって、自分も花道に参加させてもらった。やつらは僕のことを覚えてくれてた。それだけでうれしかった。「先生来てたんや〜」って涙目になるやつもおった。みんな、ほんまにかわいかった。
 こんなにうれしく、胸を張って卒業していく彼らを見て元気をもらえるとは、ほんまに思えへんかった。まずは、この式に来て、彼らに最後に会えて、ほんまによかった。

 でも、前の職場に、すでに僕の居場所はなかったような気がした。以前から旧知の先生方は、「yamachuさん、何か普通に馴染んでるなぁ」って言わはるけど、僕はここにいていいものかと、何となくソワソワしてた。
 もう4年、この学校は僕の知ってる学校やないと思った。早く大阪に戻っといでよ、そんな風に言うてくれる先生もたくさんいたんやけど、僕はもう戻れないのかもしれへん、そんな気がしたわ。

 懐かしい顔に会えてうれしかったし、彼らの姿を見て元気をもらえた。でも、これで僕と大阪とのつながりがまたひとつ切れたような気がして、ちょっと寂しい思いで帰りの飛行機に乗って千歳まで戻った。
 多少切ない思いでおったんやけど、千歳に着いて、あの人が待っていてくれたので、何となく救われたような気がしたわ。

  • 2009.03.03 Tuesday
  • 22:17

Go to top of page

カレンダー

<< March 2009 >>
SunMonTueWedThuFriSat
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031